放送後記番外編 2020年2月15日 西園来鹿物語〜ごうりん結婚

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ベランダで育てているラディッシュとベビーリーフの芽が出始めました。

種をまいて3日くらいで発芽しますとの説明だったが

5日くらい経っても発芽せず心配していたところ

やっとやっと、この日、芽は土から顔を出したのでした。

 

2020年2月15日土曜日

 

 

ちょうど、ミッドアウト放送では事後関羽の話をしていた回、そしてごうりんが寝てしまってヘラヘラと謝らなかったあの回、その中間くらいの日に

マスチャーが鹿児島の地に降り立ちました。

暖かい日で、まだコロナの問題がこんなに大きくなるとは思いもしていなかった時期でした。

 

 

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並び立つマスチャーとごうりん

撮影はごうりんの現嫁Kさんです。

 

 

マスチャーはラジオでは

FMさつませんだいに届いたチョコレートを受け取りに

鹿児島に来る、とアナウンスしていました。

まあ、それも本当なのですが

(チョコくれた皆さん有難うございます)

 

マスチャー来鹿には別の目的もあったのです。

 

 

 

 

 

話は遡ること8年くらい前。

2012年12月、マスチャーは今の嫁さんと結婚しました。

その時にはごうりんはまだ上京前、第一次鹿児島住まいでした。

ちょうど上京を翌年2月に控えた冬

マスチャー、ごうりん28歳の頃の話です。

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その当時のごうりんの写真

 

 

ある日、ごうりんのもとにマスチャーからLINEが届きます。

(そんな昔にもLINEはもうあったのですね)

 

 

「見届けてくれないか?」

 

 

 

そうして送りつけられてきた航空券には

鹿児島→東京の文字。

 

 

何をなのかわからないが、まさとはなにかを

見届けて欲しいらしい。

ウンコかな?どでかウンコチャレンジ2012冬の陣

とかだったらどうしよう。

ごうりんの脳裏にべったりと妄想ウンコが張り付いていたのてした。

 

 

 

飛行機が羽田空港に到着し、電車を乗り継いで

当時マスチャーの住んでいた橋本へ。

まだ関東に住んだことのないごうりんにはなかなか難しい道のり。

急行と特急、各駅停車の意味もわからない。

JRしかない鹿児島で育ったもので私鉄がなんなのかわからないごうりん

乗り換え案内とにらめっこして

なんとかかんとか橋本に到着し、マスチャーと合流。

 

家へ行き、色々と話しながら飲む2人

そしてマスチャー嫁、そして嫁の友人。

そして話もある程度盛り上がりを見せたその時

マスチャーの懐から出された一枚の紙。

そこに記された婚姻届の文字

 

 

「お前…」

 

「…」

コクリ

 

 

婚姻届の文字の下には

堂々と、夫・ニシゾノマサトと記され

そして隣に記されているのは妻・嫁さんの名前

こちらも決意を秘めた力強くしなやかな文字

 

 

「お前さんたち、そうか、決めたか」

 

 

ごうりんの表情がほころんでいきます。

その刹那、キュッと引き締まった表情になり

 

「あんたたちの夫婦道、しかと見届けさせて頂こう」

 

 

婚姻届の見届け人の欄

三菱鉛筆社 ユニボール シグノのボールペンを

ごうりんが走らせる音が

西園家に響き渡ります。

それは新しい人生を歩む2人への賛美歌のようでもあり

大坊主による説法のようでもありました。

 

同じようにマスチャー嫁の友人が

見届け人Bの欄に署名していきます。

 

ここに婚姻届が完成。

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なんか2枚あるように見えますが

間違えてしまったりした時用の予備の分らしいです。

リスクマネジメント王マスチャーの風格はこの時より

完成していたのかもしれません。

橋本の小覇王、彼をそう呼び讃える近所のおばさんが後をたたなかったのもうなずけるエピソードです。

 

 

婚姻届見届け人欄にサインをしたその翌日

相模原市緑区役所に提出された婚姻届。

マスチャーと嫁は晴れてこの瞬間夫婦となり

ごうりんはその提出の様子を仁王立ちで見守ったのでした。

 

 

 

その後、ニシゾノ家には第一子、第二子が誕生し

今も素晴らしい夫婦道、家族道を歩んでいるというのは

皆さんもラジオ・ミッドナイトゲットアウトにて

知ってのことだと思います。

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このマスチャーの素晴らしい夫っぷり、素晴らしい父っぷりの後ろには

今も仁王立ちで佇む見届け人・ごうりんの存在があったのです。

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月日は流れ流れて

ごうりんは2013年上京、やがて2016年秋、鹿児島へと拠点を戻し

第二次鹿児島生活のスタート。

その間、大失恋をし、マスチャーと涙し

フラレストラックアウトという悲しみをラジオへと

昇華させる企画なんかもありました。

 

 

時は現代に戻り2020年。

ごうりんから、マスチャーへのLINEが入ります

 

 

「見届けてくれるか」

 

 

 

「もちろんだとも」

 

 

そして送りつけられた航空券には

東京→鹿児島の文字

 

 

 

マスチャーは

見届けるって、おしっこ遠くまで飛ばしっこ選手権とかだったらどうしよう、と一瞬脳裏に浮かびましたが

すぐさま、ああ、あれか。とわかったといいます。

 

 

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すぐさまというのは嘘で、この写真を撮ってる時

あれ、もしかして、ああ、あれかも!

と思い出したそうです。

 

 

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その後、ごうりん、マスチャー、ごうりん嫁と3人で川内へ

ミッドアウトの放送が始まったFMさつませんだいへご挨拶

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真心のこもった挨拶

額と額、心と心をぶつけ合った討論

FMさつませんだい楠元さんとの会談が

かけがえのない時間であったことは

皆さんも知っての通りのこと。

 

 

 

その後、ごうりんの家に帰り

2人の結婚への意志を聞くマスチャー。

語り出すごうりん、そしてごうりん嫁

 

それを全て目をつぶり聞くマスチャー

その黒目の面積の大きい目がパチリと開き

「あんたたちの気持ちはよぉくわかったっ!」

 

「あんたたちの夫婦道、あっしが見届けさせていただくよっ」

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マスチャーの握った三菱鉛筆社 ユニボール シグノのボールペンが

スラスラと音を立てながら

2人の新しい旅立ちを後押ししていきます。

それはWindowsの起動音のようでもあり

ファミリーマートの入店音のようでもありました。

 

 

そのあと、街に繰り出し

3人で飲みました。

結婚のこと、子どものこと

夢のこと、ラジオのこと、昔のこと、未来のこと

 

話はいつまでも尽きません。

もう何度も何度も会話してきたはずなのに

中学生で友達になってからずっと

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時にあまり合わなくなった時期もありましたが

それも経て、30代になり

今では週に一度90分ラジオで喋り倒してます

その上、打ち合わせの電話や、LINEもして

それでも会話が尽きないって頭おかしいです。

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夜がどれだけあれば足りるんですかね。

きっと、あったらあっただけ喋ってるんでしょう。

 

 

 

 

 

たらふくと酒を飲み、がははと笑い

その夜はごうりんとごうりん嫁とマスチャーの3人で

川の字で寝たそうです。

 

川の流れのように、寝たそうです。

 

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翌朝、マスチャーは神奈川へと帰って行きました。

別れ際、嫁のKさんはもっとギリギリまで手を振ろうよ、と

ごうりんに言いましたが、ごうりんは

いいから、なんか飲み物でも買いに行こ、とそっけないです。

きっと照れ臭かったのでしょう。

 

 

 

 

その後、両家顔合わせやらなんやらなんやら色々と

済ませて、マスチャー体調不良ラジオ休み騒動もありバタバタしましたが

 

3月10日、大安

鹿児島市役所に婚姻届が受理され

ごうりんとごうりん嫁は夫婦となりました。

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人の心を持たない、ラジオ修羅のごうりんに

愛を教えていただき、嫁さん本当にありがとう。

 

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2人は夫婦道を歩み始めたばかりのまだひよっこです。

フシギダネ、レベル5です。

 

でも大丈夫。

 

彼らの後ろには"橋本の小破王・マスチャー"が

仁王立ちで見届けているのだから。

 

 

 

いえ、私たちも

私たちリスナーも、見届けようじゃありませんか。

 

2人の種が芽を出し

花を咲かせるその時を。

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そんな結婚話も色々聞けるかもしれない

ラジオやごうりんゆかりの人からお祝いコメントも

あったり、リスナーにも結婚おめでとうメールを募集している

ミッドアウトスマッシュ#10は3月26日23時から放送!

聞いてね!

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