2021.8.26 スマッシュ#82 笑い声ゲスト スタッフK

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今週も無事放送が終わりましたね。

なんと言っても今週は笑い声ゲストとして私の出演があり

最前列で1番近くでまさとさん、ごうさんのトークを浴びれたわけですから

これはですね、すごかったの一言ですね。

 

アフタートーク、そして裏アフタートークまだ終わったのが1:00すぎ。

受話器を置いた後、興奮を抑えきれず

パソコンを開き、この文章を打ち始めています。

 

 

普段でしたら推敲に推敲を重ねている私のブログ。しかし、今日は興奮の覚めやらぬ中、すぐさま原稿に向かっています。

今回ばかしは誤字脱字があったらり、文法がおかしかったり、辻褄の合わない言葉など出てきてしまうかもチンコしれませんがその辺はご了承くだチンコさいね。

 

 

 

おおっと、済みません。"ミスター気遣い"(ミスターK)と呼ばれる私、放送をリアルタイムで聞けなかった方々にも配慮し、録音場所の提示を行うんでした、忘れていましたよ。

なにせまだ体が火照って火照って火照イ寅泰。

配慮が遅くなったことを誠にお詫びバンビーナ。

ミッドアウトスマッシュ#82 - ミッドナイトゲットアウトスマッシュ公式 (@midnightgetout) - TwitCasting

放送をリアタイで聞けなかったベイビー達はこちらから

伝説の120分、お聞きください。あなたはラッキー

本当は完全有料なのですが、おかしいな、ちょっとメガネが熱気で曇ってしまっていけねえ。

今なら無断でクリックされても見えないかもしれません、今もし無断でクリックされても気づかないなぁ。(今です、お行きなさい)

 

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さて、初めて行きましょう。

力を抜いて、でも力んでいきましょう。

大丈夫、うまくいく、いかない

そう言うのを一旦取っ払って

ただ、ただ気持ちに身を委ねるのです。

そう、ああ。いいね。

いいよ。はあ、はあ。

 

今週のミッドナイトゲットアウトスマッシュ

放送時間の22時半より遡ること2時間前。

興奮のため、予定されていた入り時間より少し早く到着した私K

ミッドアウトホールの方では何やらマイクのチェック中のような音が聞こえてきます。マイクだけならまだしもアコースティックギターの音まで聞こえてきます。

ん?おかしいな、台本にはギターの使用などは書いてなかったはずだがな?

聞こえてくるのは間違いなくごうさんの歌声、そしてまさとさんの合いの手のような掛け声

おかしいな?2人の入り時間はたしか本番30分前だったはず。

 

中学の時からの同級生の阿吽の呼吸の2人は、リハなど不要。

2人が話し始めれば、ミッドアウトが始まる。

それが本番2時間前に何をしているんだろう?

 

かすかに聞こえてきた

「木村君、結婚おめでとう」

 

 

え?

 

 

まさとさんには会社で確かに言ったは言ったのだが

ごうりん、そして他のミッドアウトスタッフには伝えていなかったはず?!

 

何故?どこから?

 

あの色白野郎の生意気なおちょぼ口から漏れたに違いない。

 

笑い声ゲストとして呼び出しておいてなるほど、盛大に祝うわけか。

ふっ、なんとも2人らしい。

 

ミッドナイトゲットアウト

直訳すると真夜中に出て行け

となるが、600選に出てくる慣用句的使い方として

"愛せ、さらば愛されん"

とも訳されることがある。

愛に溢れた愛人間達。

 

知らないふりをして、見事祝われてみようじゃないか。

私はそう決意し、本番までホールの扉を開くことなく、楽屋で待機していた。

 

 

イスに腰掛けると、膝がガクガク言っていることに気づく。

くっ、流石の俺も久しぶりの大舞台に緊張していると言うのか。

鎮まれ、鎮まれ!

 

そうだ、こんな時は得意のカメラでも撮影し

心を落ち着かせよう。

なんせ、俺はカメラが上手い。

ミッドアウトの2人は芸術的に喋りがすごい、それは認める。

それは俺にはないものだ。だがカメラならそこらのヒトらには負けやしない。

 

まて、ない。

 

ないぞ、カメラが。

 

 

そうだった、今回は笑い声ゲスト。

俺は今回、笑うことを求められている。

つまり、カメラは封印ってわけだ。

 

顔がひきつっているのが自分でわかる。

こわい。

 

モイなおきさん※初代笑い声ゲストでありレジェンド的存在

モイなおきさんは毎回、こんなプレッシャーと闘っていたというのか。

偉大。あまりにも偉大。

 

いつも辛い時があるとみるようにしている

ジョイマンのラップコント「風邪」 

ごっつええ感じの「キャシー塚本」

からくりテレビの「ご長寿クイズ名人戦

どの動画を見ても、うまく笑えない。

いつもなら笑えるはずなのにおかしい。

 

 

頬を液体が伝う。

わかっている。

これが感動の涙ではないことは自分でもわかる。

 

逃げたい。

逃げ出したい。

笑い声ゲストは辞退しよう。

そうだ、田舎に小さな家を建てて

犬を飼って、静かに暮らそう。

犬はそうだな、ゴールデンレトリバーがいいかな。金の犬、そう縁起がいい犬さ。

家の壁は目を覆いたくような眩い金色。

金運がアップすることうけあいだ。

 

 

コンコン

 

 

楽屋をノックする音。

ガチャ。

 

木村さん、そろそろ本番です。

 

呼びに来たのはスタッフB

ボブカットの少し自分よりも若いチャーミングな新人スタッフだ。

 

ああ、またくたびれたよ。

 

 

スタッフBに案内され、いざ舞台へ。

 

 

少し遠目のスタンバイ位置にまさとさん

ごうさんが見える。2人はいつもの紺色のスーツに身を包み

凛々しい表情で立っている。

 

これが、覚悟を決めた漢(おとこ)達の立ち姿か。

 

 

ごうさんがこちらに気づき、手を振ってくれた。

まさとさんも目配せてベロを見せてちゃらけて見せる。

緊張してるこちらをほぐそうと、2人の優しさだろう。

俺は、ポケットから手を出すことなく、顎を少し前に出し

 

チュス

 

と小さくつぶやいた。

いや、傍でアテンドしてくれているスタッフBに対しカッコつけたかった気持ちがなかったと言えば嘘になる。

 

本番開始のブザー。

 

舞台へとせりだす地面。

 

目の前には満杯の観客達

そして一つのボケも逃すまいと構えられたコンデンサーマイク

割れんばかりの拍手、こんばんわとのコメント

 

 

 

これが…ミッドナイトゲットアウトスマッシュの景色…

 

 

ごうさんが「あのさ」

と話し出す。

 

まさとさんが「なに?本番前だから手短に頼むよ」

 

 

一手目からボケてくる。早い。

 

ごうさんもすかさず

「いやもう始まってるから」とツッコミ

 

観客席からは爆笑が巻き起こる。

 

「わかっちゃったんだよね」

 

「わかっちゃうとか言うの悪い癖だね」

 

「イージーに生きるためのライフハックだよ」

 

「おおそれは聞きたいね、なあミッドアウターの皆?」

 

「過剰に言うべきなんよ、ありがとうと」

 

「その兆候あったわ最近君のLINE。笑」

 

「ご飯食べるたびにまさとに奢ってもらったつもりでご馳走さまと言うよ」

 

「いや気持ち悪りぃな」

 

一手一手、全てに無駄のない完璧なる攻防。

どちらが一方的にではない

時に片方がボケ、片方がつっこむ。

そして何よりつっこむ前にまず笑っている。

 

 

ふと、会場舞台の足元にあるモニターに映った自分を見た。

 

笑っていた。

 

満面の笑みで

 

いや、自分でさえ初めて見るような顔で

 

楽屋で涙を流し逃げ出したくなっていた自分はどこへやら

自然にここにいると笑顔になっている。

 

 

これが、ミッドナイトゲットアウト…か。

 

 

俺は正直、あまり声を出して笑う方ではない。

笑い声ゲストとして、どれくらいの仕事を果たせたかわからない。

 

ただ、120分、楽しませてもらった。

 

まさとさんの表情、会社では見ることのできない

屈託のない笑顔。きっと中学生の頃のまさとさんもこんなふうに笑っていたのかもしれない。

 

ごうさんの表情、ライブの時の険しい顔とは違う、柔らかい笑顔。結婚して子どもが産まれ、今生活に愛が満ちているのがわかる。

 

ああ、わかった。

俺は、この2人が好きだ。

 

そしてあっという間のエンディング。

俺が前線でスタッフリーダーとして色々と現場の指揮を取っていたハイパーの時代(※ミッドナイトゲットアウトハイパー2017年9月〜2019年12月)にはなかったリスナーからの本当のネタメール達。どの職人達のメールも輝き、そして鋭い切り口で俺の感情を揺さぶった。

 

よくぞここまで。

 

エンディングトークの時、一粒の涙が頬を伝った。

本番前の涙とは全く違う種類の涙だということはすぐにわかった。

そして2人に告げる。

俺は結婚しました、と。

 

驚く表情の2人。

いや、そういうのいいから、と思いつつも

それを口にするのは野暮なことだ。

そしてギターを持ち出すごうさん。

なんか歌おっかな、なんて呟いている。

いや、未来に攻撃表示、リハで歌ってたやん。

それを口にするほど俺は野暮じゃない。

そして2人が歌い出した歌はそう、未来に攻撃表示。

でしょうね。おれは心でそう思っていたが

目を閉じて、頷きながら聴いた。

先程の涙はもう完全に乾いていたが

感動は一応した。2人が歌ってくれてる

その事実が俺の心を熱くさせたことは熱くさせた。

 

 

 

細かいあれこれは正直、覚えていない。

今、体に残るこの疲労

そして、腹筋にはあのアブトロニクスダイエットを

何時間も付けていた時のような強烈な筋肉痛。

 

2人のトークという名のワークアウトが

俺の腹筋をここまでいじめ抜いていたとは。

 

 

ここまですごい体験を、FMさつませんだいの放送でもう一度味わえるというんだから凄まじいコンテンツと言わざるを得ない。

 

 

 

8/28日土曜日、27時から。

目覚ましのセットを念のためしとくことをお勧めする。

FMぷらぷらというアプリも前もって入れてFMさつませんだいをセットしておくと

慌てなくて済むだろう。皆もぜひまたあの黄金体験、追体験してみてほしい。

 

 

 

さらに8/29日曜日、21時からは

ミッドアウトの2人に加えてZiKUさんという3人の益荒男(ますらお)達による

ラジオ特番がYouTubeチャンネルで放送になるらしい。

そちらも要チェックだ。

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ふう。ここまで、ラジオ終わりの熱気に任せて書き殴らせてもらった。

文字通り、殴ったという実感がある。

あなたの心には俺の拳の痕がいくつも残っていると思う。

どうか、その痛みを忘れないでほしい。

ミッドナイトゲットアウトとはただの良薬みたいなやわなものではない。

 

 

劇薬だからこそ、扱いが難しく、しかしその刺激は強烈だ。

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正直、また笑い声ゲストとして出演しませんか?とオファーがきたら俺は断ってしまうと思う。

 

そして改めてこちらからオファーさせてもらう。

ミッドナイトゲットアウトスマッシュの笑い声ゲストをさせてくださいと。